BIOMOD JAPAN OPEN 2021
学生参加者・サポーター募集!!
■BIOMODとは?
国際生体分子デザインコンペティション(BIOMOD)は,学部学生が,DNAなどのプログラマブルな生体分子を材料にして,さまざまな分子ロボット,分子システムのデザインを競う,国際的なコンペティションです.
■BIOMOD JAPAN OPEN について
2011年以降,毎年アメリカで国際大会が開催されていますが,昨年に引き続き,2022年3月に予定されていた大会も参加募集しないことがアナウンスされています.これを受けて,本年度も知能分子ロボティクス研究会(計測自動制御学会システム情報部門調査研究会)は,“BIOMOD JAPAN OPEN”を開催いたします.BIOMOD JAPAN OPENは,夏〜秋の約2か月の間に,分子設計に関するさまざまな講義・講習の後,学生自身のアイデアでオリジナルな分子ロボット・分子システムを設計するコンペティションです.
本年度も,活動をオンラインに限定して実施します.具体的には,7月~8月にかけて,DNAオリガミやDNAコンピューティング,さまざまな分子機械の原理など,分子システムデザインに関する基礎知識や,DNAオリガミCADや分子シミュレータなどのさまざまなソフトウェアの使い方に関するオンラインの講義やソフトウェア講習を受けていただきます.その後,8月に大学の垣根を越えて編成される学生チームごとにブレーンストーミングを行い,オリジナルな分子システムを考えていきます.そして,考えた内容をまとめたウェブページ(Wiki)やYouTubeビデオを作成し,11月初旬に開催される発表会(Jamboree)でその内容を発表します.
■BIOMOD JAPAN OPEN 2021のテーマ
今回のテーマは,
「SDGsを達成するための分子ロボット(分子システム)の設計」
を予定しています.このテーマに沿うものであれば,アイデアや構想のみでも,具体的な分子の設計,分子システムの設計でも,分子システム設計のためのソフトウェア開発でも,なんでもOKです.
■参加学生募集
参加を希望する方(学部生に限ります)は,https://bit.ly/3vLdCCdから参加登録をお願いいたします.大会参加の条件として「分子ロボティクス夏の学校」の受講を強く推奨しますので、「分子ロボティクス夏の学校」への参加申込(6月25日まで)も行ってください(プログラム講習は「グループに所属」を選んでください).https://molcyber.org/event/585
参加費は無料です.
■日程(仮)
6月21日~ エントリー受付開始, および「分子ロボティクス夏の学校」への参加申込(6月25日まで)
7月~8月 「分子ロボティクス夏の学校」を受講
第1回説明会:7月2日(金) 「分子ロボティクス夏の学校」講義0後
第2回説明会:7月20日(火) 「分子ロボティクス夏の学校」講義3後
7月31日(土) エントリー最終締切, 本チーム編成
8月20日(金)17:30- 講義「SDGs」(慈恵医大・小野先生)、「分子ロボティクス倫理」(分子ロボット総合研究所・小長谷先生)
8月28日(土) SDGs目標ドラフト会議
日程未定 ソフトウェア講習(動画編集)
日程未定 ソフトウェア講習(WEBサイト構築)
各チームで活動
9月25日(土) 中間発表会
10月30日(土) Wiki, YouTube締切
11月6日(土) オンラインJamboree(最終発表会)
■チーム編成
本年度も,異なる大学の学生により混成チームを編成します.チームごとに複数の教員(メンター)がついて指導します.チーム編成はメンバーの所属大学,活動可能な時間帯などを考慮して,実行委員会が決定します.
■BIOMOD JAPAN OPEN2021の大会ルール(評価基準)
BIOMODの評価基準に準拠して,プロジェクト内容を記載したウェブサイト(Wiki),発表プレゼン,YouTubeなどを総合的に評価します.審査は項目ごとの数値評価のみで行われ,合議等はありません.
BIOMODの評価基準:http://biomod.net/judging/
■講義・ソフトウェア講習の内容
本年度は,「分子ロボティクス夏の学校」の受講をもって講義・ソフトウェア講習とします。詳細は「分子ロボティクス夏の学校」のサイトを参照してください.
https://molcyber.org/event/585
■使用言語
大会公用語は英語としますが,講義・講習は日本語で行います.評価の対象となる,Wiki,YouTube,発表はすべて英語です.
■サポーター募集
参加学生のいる大学の先生方,大学院生諸君,BIOMODを経験した学部生にはぜひサポータとしてBIOMOD JAPAN OPENのご支援をお願いします.それは分子ロボティクスコミュニティー全体としての若い世代のレベルアップや人的ネットワークづくりにつながります.また,新しい教育の試みとして,みなさん自身の実績になります.またサポーターをしていただいた方には,知能分子ロボット研究会より感謝状(活動証明書)を発行いたします.
お申し込みはこちら(https://bit.ly/3gInND8)からお願いいたします.
■参考資料
教科書: DNA分子デザインのすべて(BIOMOD虎の巻) CBI学会出版 2016年
https://cbi-society.org/home/documents/eBook/Biomod2016.pdf
(英語版もあります.)
参考書: 分子ロボティクス概論 CBI学会出版 2019年
https://cbi-society.org/home/documents/eBook/ebook3_MolRobo_color.pdf
■主催
計測自動制御学会システム情報部門調査研究会「知能分子ロボティクス研究会」
■実行委員会
実行委員長: 葛谷明紀(関西大学)
実行副委員長:濵田 省吾(東北大学)広報担当
実行委員(50音順):
Nathanael Aubert-Kato (御茶ノ水女子大学)
角五 彰(北海道大学)
川又生吹(東北大学)記録担当
Gregory Gutmann(東京工業大学)
Anthony Genot (東京大学)
小長谷明彦(合同会社分子ロボット総合研究所)
佐藤佑介(東北大学)講義・講習担当
平 順一(九州工業大学)募集担当
瀧ノ上正浩(東京工業大学)
野村M. 慎一郎(東北大学)発表会担当
藤原 慶(慶應義塾大学)
堀 豊(慶應義塾大学)
村田 智(東北大学)
村山恵司(名古屋大学)
■お問い合わせ先
平 順一(九州工業大学)
taira [at] bio.kyutech.ac.jp